やまなか まさゆき
1977年大阪市生まれ。
能楽観世流シテ方。
故山中義慈の次男。
父及び伯父の生一佐兵衛泰知に師事。
4歳のときに仕舞『老松』にて初舞台。
以後約250番、子方を勤める。
現在、大阪・名古屋・奈良・桜井・岡崎・網走で演能活動、謡・仕舞の稽古、講座を行う傍ら「エコ・ろうそく能」等の近代感覚の能の実施や、 「高安ルーツの能」「ありとほし薪能」「えなみ能」等の地域と能との所縁を紹介する活動を積極的に展開する。
また他ジャンル、学者・研究者との交流も多い異才派。
大阪を基盤に能楽の普及を目指し活動している。
2017年度八尾市文化新人賞を受賞。
(公社)能楽協会大阪支部会員。
名古屋観世会所属。
重要無形文化財総合指定保持者
ひさだ かんおう
観世流能楽師シテ方重要無形文化財(総合指定)保持者。
一般財団法人 能姫町財団 理事長。一般社団法人 日本能楽会 会員。
公益社団法人 能楽協会 名古屋支部 相談役。
名古屋観世会 代表。
久田観正会 主宰。
中部大学客員教授。
<経歴>
1947年 シテ方観世流能楽師・久田秀雄(重要無形文化財総合指定保持者)の次男と して生まれる。
4歳にて初舞台。子役として数多くの舞台に出演。
父・久田秀雄、上田照也師、及び浦田保利師に師事。1974年 独立の後、中部・関西を中心に舞台活動をする傍ら「久田観正会」を主宰し、後進の指導をする。
1983年 能「井筒」の演技に対し、大阪文化際賞奨励賞受賞。
1983年 神戸ブルーメール賞受賞。
1990年 名古屋市芸術奨励賞受賞1991年 国の重要無形文化財(総合指定)に認定される。
2001年 太閤能「此花(このはな)」の復曲を手掛け文化庁に納める。
2008年 能「道成寺」(赤頭)の演技に対し、名古屋演劇ペンクラブ賞受賞。
2018年 愛知県教育表彰受賞。
2019年 文化庁地域文化功労者表彰受賞。